ゆーへい
「時短家電は便利」とはよく聞きますが、本体価格も電気代もかかります。結局のところ、お金として見たら得なのか損なのか——それを自分なりの物差しで計算してみました。
- 時短家電が「得かどうか」を判断する計算方法
- 食洗機・ロボット掃除機を実際に計算した結果
- 元が取れやすい家電・取れにくい家電の見分け方
結論:家電が「買っている時間」を時給に直すと分かりやすい
先に結論です。時短家電が得かどうかは、「年間コスト ÷ 浮いた時間」で時給換算すると一発で分かります。
時給換算とは
その家電にかかるお金を、浮いた時間1時間あたりの金額に直したもの。「1時間の自由時間を、いくらで買っているか」を表します。金額が低いほど、その家電はお得ということになります。
飲食業界で16年、うち10年以上は店長として「売上÷人件費」という数式で生産性を見る仕事をしていました。時間をお金に換算するクセが染みついているので、家電選びも同じ物差しで測っています。
計算のやり方(3ステップ)
①年間コストを出す
本体価格を「想定使用年数」で割った金額に、年間の電気代・消耗品代を足します。
年間コスト=(本体価格 ÷ 使用年数)+ 年間の電気代・消耗品代
②浮く時間を年換算する
1日あたり浮く時間を365倍して、年間の時間に直します。
③時給に直す
年間コストを年間の浮く時間で割れば、時給換算の完成です。
実際に計算してみた
食洗機
毎日使っている食洗機で計算します。手洗いは4人分で1回18〜20分、1日2回で30〜36分かかるという調査があります。食洗機ならセットするだけで数分。1日30分の時短という目安で計算しました。
| 項目 | 金額・時間 |
|---|---|
| 本体価格(相場)÷ 使用年数8年 | 約5,000円/年 |
| 電気代(1回15円×2回×365日) | 約10,950円/年 |
| 年間コスト(合計) | 約16,000円 |
| 浮く時間(30分×365日) | 約182時間 |
| 時給換算 | 約88円/時間 |
※本体価格・使用年数は一般的な目安。電気代は東京ガスの試算、時短時間は賃貸のマサキの調査を参考に独自計算(計算例は解説用)
1時間の自由時間を88円で買えている計算です。どんな時給の人でも、これより高く自分の時間を売っているはずなので、圧倒的に得という結論になります。
ロボット掃除機
2年使っているロボット掃除機でも同じ計算をします。こちらは「1回あたりの時間」がはっきりしないので、目安として1日10分の時短で計算しました(手動掃除機がけの一般的な所要時間から、準備・後片付けの手間を引いた控えめな見積もりです)。
| 項目 | 金額・時間 |
|---|---|
| 本体価格(相場)÷ 使用年数5年 | 約12,000円/年 |
| 電気代+消耗品(フィルター等) | 約6,200円/年 |
| 年間コスト(合計) | 約18,200円 |
| 浮く時間(10分×365日) | 約61時間 |
| 時給換算 | 約300円/時間 |
※本体価格・使用年数・消耗品費は一般的な目安。電気代はエネポタの試算を参考に独自計算(計算例は解説用)
300円/時間でも十分に得ですが、食洗機の約3.4倍です。同じ「時短家電」でも中身はかなり違います。
元が取れやすい家電・取れにくい家電の見分け方
2つを計算して見えてきた基準はシンプルです。
- 「毎日確実に、まとまった時間を使う作業」を代替する家電ほど得——食洗機のように、サボれない・時間が読める作業を丸ごと引き受けるタイプ
- 「時間」より「手間・ストレス」が主な効果の家電は、時給換算だけで判断しない——ロボット掃除機の一番の価値は、「掃除しなきゃ」という気疲れが消えることで、これは分単位で測れません
時給換算はあくまで「最低限、これだけの価値はある」という下限のラインです。実際の満足度はそれ以上になることが多い、くらいに捉えるのがちょうどいいと思います。
まとめ
時短家電が得かどうかは「年間コスト ÷ 浮いた時間」の時給換算で判断できます。今回計算した食洗機(約88円/時間)もロボット掃除機(約300円/時間)も、どちらも自分の実際の時給より安く、十分に元が取れる計算でした。
迷っている家電があれば、同じ式に当てはめて計算してみてください。数字にすると「なんとなく高い」という不安が、判断できる基準に変わります。

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