
2年休んでいたふるさと納税、今年は3件で31,000円申し込んだよ。計算したら、うちの負担は2,000円じゃなくて約4,900円だった。
この記事でわかること
- 住宅ローン控除で所得税が0円の年に、自己負担が2,000円を超える理由
- 寄付31,000円で、うちの負担が約4,900円になる計算
- 楽天ふるさと納税で、ポイントがほぼ付かなくなった話
- それでも申し込んだ3品と、ふつうに買った場合の値段
ふるさと納税は「実質2,000円で返礼品がもらえる」と言われます。でも、住宅ローン控除を受けている年は、その「2,000円」がそのまま当てはまらないことがあります。
僕の場合は40代の夫婦2人暮らしです。新築の平屋に住んで2年半、住宅ローン控除を受けている最中です。ふるさと納税は2021年から2023年まで楽天でやっていて、2024年と2025年は特に理由もなく休んでいました。2026年は年内に転職しない予定なので年末調整がなく、自分で確定申告をします。
先に答えを言うと、住宅ローン控除で所得税が0円になって確定申告もする年は、負担が2,000円より増えることがあります。うちは寄付31,000円で約4,900円の見込みです。そのうえ、2025年10月から楽天ふるさと納税のポイントはほぼ付かなくなりました。それでも、ふつうに買うと約13,500円分の返礼品が届くので、うちは申し込みました。
先に、この記事に出てくる言葉をざっくり解説
- 住宅ローン控除:ローン残高の0.7%などを所得税から差し引く制度。引ききれない分は住民税から引かれるが、そこには上限がある
- 自己負担:寄付した額のうち、税金が減る形で戻ってこない分。ふつうは2,000円
- ワンストップ特例:確定申告をしない会社員が、申請書を出すだけで控除を受けられる仕組み
本文では、点線の付いた言葉を押すと、その場で解説が開きます。
所得税0円で確定申告する年は、自己負担が2,000円より増える
ふるさと納税で戻ってくるお金は、2つに分かれています。1つは所得税が減る分、もう1つは翌年の住民税が減る分です。ふつうはこの2つを合わせて、寄付額から2,000円を引いた分がまるごと戻ります。
ところが、住宅ローン控除で所得税がすでに0円になっていると、話が変わります。0円の税金はそれ以上減りません。所得税で引ききれなかった住宅ローン控除は住民税に回るので、住民税の枠に余裕があれば、そちらで戻ります。
問題は、住民税から引ける枠に上限があることです。上限は、所得税の課税所得の5%、最高97,500円です(2022〜2025年入居の場合)。うちのようにこの上限まで使っている家は、所得税で戻るはずだった分が消えます。さらに、確定申告でふるさと納税を申告すると課税所得が減るので、この上限も少し下がります。
| 寄付額 | ふつうの人 | 所得税0円のうち |
|---|---|---|
| 10,000円 | 2,000円 | 約2,800円 |
| 20,000円 | 2,000円 | 約3,800円 |
| 31,000円(うち) | 2,000円 | 約4,900円 |
※自己負担は小さいほど得。うちの概算=2,000円+(寄付額−2,000円)×約10%
※計算例は解説用の概算です。僕は税理士ではありません。所得や控除の額で変わるので、正確な額は税務署や市役所で確認してください。出典:国税庁「No.1155 ふるさと納税(寄附金控除)」/世田谷区「住宅借入金等特別税額控除(住民税)」
約10%の内訳は、所得税で戻らない分がおよそ5%、住民税から引ける住宅ローン控除の枠が減る分がおよそ5%です。1万円寄付を増やすと、負担は約1,000円増える計算になります。
全員が増えるわけではありません
住宅ローン控除を受けていても、所得税が残っている人は、ほぼ2,000円で済みます。住民税の枠に余裕がある人も同じです。増えるのは「所得税が0円」で「住民税からも上限まで引かれている」人です。
もう1つの分かれ目が確定申告です。年末調整で済む年にワンストップ特例を使うと、控除はすべて住民税で受けるので、この上乗せはほぼ起きません。うちは今年、転職で確定申告をするので避けられませんでした。
楽天ふるさと納税のポイントは、ほぼ付かなくなった
もう1つ、申し込んだあとで分かったことがあります。お買い物マラソンにエントリーして、ほかの買い物と一緒に申し込んだのですが、マラソンのページには「楽天ふるさと納税の寄付は、原則ポイント付与の対象外」と書かれていました。
調べると、2025年10月1日から、ポイントを付けるサイトでの寄付の募集が総務省の告示で禁止されていました。楽天ふるさと納税では、楽天市場の通常のポイントが付きません。お買い物マラソンの買い回りやSPUのポイントアップも対象外です(楽天ふるさと納税のお知らせ)。
残っているのは、楽天カードで払ったときに付くカード会社のポイントです。カードのポイントは、今回の禁止の対象に入っていません。毎月5と0のつく日にエントリーして楽天カードで払うと、カードのポイントが合計3倍になります(楽天カード「5と0のつく日」・ケータイ Watch)。

ポイントがなくなる話、このブログでも前に書いてたのに、申し込むときは僕もよく分かってなかったんだよね。
うちが申し込んだ11月5日は、たまたま5と0のつく日でした。エントリーもしていて、支払いは楽天カードです。31,000円の3%で、約900ポイントが付く見込みです。ポイントが付くのは翌月以降なので、付いたらこの記事に追記します。
楽天ふるさと納税の使い方は、楽天ふるさと納税2026年版|マラソン廃止後に損しない寄付方法にまとめています。
それでも申し込んだ3品と、ふつうに買った値段
2,000円で済まず、ポイントもない。それでもやる意味があるかは、返礼品をふつうに買うといくらかで決まります。比べるのは寄付額ではなく、自己負担の約4,900円です。
| 返礼品 | 寄付額 | 似た物を買うと |
|---|---|---|
| 近江牛入りハンバーグ 200g×5個(滋賀県竜王町) | 8,000円 | 約3,500円 |
| 大山ハム 詰め合わせ(鳥取県米子市) | 10,000円 | 約4,500円 |
| 生ずわいがに むき身 750g(宮城県気仙沼市) | 13,000円 | 約5,500円 |
| 合計 | 31,000円 | 約13,500円 |
※「似た物を買うと」は2026年11月1日に楽天市場で似た量・似た品を探した目安です。
約13,500円分の品が、負担約4,900円で届きます。差はおよそ8,600円です。ふつうの人より負担は約2,900円多いですが、それでもプラスです。楽天カードのポイント約900ポイントが付けば、実際の負担は4,000円ほどになります。

選び方を「節約」から「ごちそう」に変えた理由
最初はお米10kgを2回、という節約の選び方で決めかけていました。途中でイヤホンも考えましたが、持っているイヤホンより性能が下だと分かってやめました。
最後は、ハムとハンバーグとかにの、ごちそうに切り替えました。2021年から2023年に申し込んだときも、おせちを2回頼んでいます。うちのふるさと納税は、もともとごちそう寄りでした。
| 節約型 | ごちそう型 | |
|---|---|---|
| 選ぶ物 | お米・肉・日用品 | ハム・かに・おせち |
| 得の出方 | ふだんの食費が浮く | 自分では買わない物が届く |
| 向く人 | 毎月の支出を減らしたい | 年に1回の楽しみにしたい |
自己負担が2,000円を超えるかは、状況で変わる
| 状況 | 自己負担 |
|---|---|
| 住宅ローン控除なし(一人暮らし・賃貸の夫婦など) | 上限内なら2,000円 |
| 住宅ローン控除あり・所得税が残る(共働きで収入が多い夫婦など) | ほぼ2,000円 |
| 住宅ローン控除あり・所得税0円・年末調整+ワンストップ | ほぼ2,000円 |
| 住宅ローン控除あり・所得税0円・確定申告(うち) | 住民税の枠が上限なら2,000円より増える |
※うちの家以外は、制度の仕組みから見ためやすです。
反対に、「負担が増えるなら、ふるさと納税はやめたほうがいい」という考え方もあります。返礼品をふつうに買う値段が自己負担より安いなら、その通りです。損しないかは、似た物の値段が自己負担(最初の表の額)を超えるかで決まります。寄付を1万円増やすかどうかなら、増やした分の返礼品が1,000円以上の価値かで判断できます。
ふるさと納税と住宅ローン控除でよくある疑問
Q1. 確定申告する年でも、ワンストップ特例は使える?
使えません。確定申告をするとワンストップ特例は無効になるので、ふるさと納税も確定申告に含めます。確定申告が要らない年なら、ワンストップを使うほうが負担は増えにくいです。うちは申し込むときに、申請書を「不要」にしました。届く寄附金受領証明書は、申告に使うので取っておきます。
Q2. 戻ってくるお金はいつ、どうやって戻る?
所得税が0円のうちの場合、ふるさと納税の分は振り込みでは戻りません。2027年6月からの住民税が減る形になります。
Q3. 楽天カードで払う意味はある?
あります。楽天市場のポイントは付かなくなりましたが、カード会社のポイントは付きます。5と0のつく日なら3倍です。ほかのカードを使っている人は、そのカードの還元率で考えれば十分です。
Q4. 自分の上限額はどう調べる?
ふるさと納税サイトの控除上限シミュレーションで目安が出ます。住宅ローン控除があっても上限そのものは大きく変わりません。ただ、確定申告する年は負担が増えるので、上限ぎりぎりより少なめにするのが安全です。始め方は実質2,000円!ふるさと納税の始め方と賢い使い方にまとめています。
まとめ|住宅ローン控除中は2,000円で済まない年がある
- 所得税0円で住民税の枠も上限、しかも確定申告する年は、自己負担が2,000円より増える(うちは寄付31,000円で約4,900円)
- 年末調整の年なら、ワンストップ特例を使えば上乗せはほぼ起きない
- 2025年10月から、楽天ふるさと納税のポイントとマラソンの買い回りは対象外。残るのはカードのポイント
- それでも約13,500円分の品が届くので、差はプラス。うちはごちそう型で3品を選んだ
- 確定申告する年は、ワンストップ特例は使えない。受領証明書は取っておく

負担4,900円でハンバーグとハムとかにか。届いたら、写真を足すね。
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