
評価額がついに300万円を超えたよ。でも今月いちばん嬉しかったのは、そこじゃないんだ。
この記事でわかること
- 高配当株44銘柄の最新実績(2026年10月19日時点)
- 配当だけで月1万円を超えるまでに、いくら投資が必要だったか
- 今月10万円を何に振り分けたか(業種ごとの考え方)
- 投資累計・評価額・配当の月次推移
僕の高配当株ポートフォリオの実績を毎月公開するシリーズです。前回(8月号)では「買い足さなくても増配で配当が増えた」という話をしました。
今月の結論を先に書きます。年間配当見込みが126,640円になりました。12で割ると月10,553円です。
ついに配当だけで月1万円を超えました。150万円から始めて毎月コツコツ買い増して、ここまで2年半かかっています。
先に用語だけ、ざっくり解説
- ポートフォリオ=自分が保有している株全体の「組み合わせ」のこと
- 評価額・評価損益=いま売ったらいくらになるか・買値からいくら増減しているか(=含み益、含み損)
- 年間配当見込み=いまの保有株数×1株配当で計算した、1年間にもらえる配当金の予定額
- 業種(セクター)=会社の事業ジャンルのグループ(食料品・化学・建設など)
配当が月1万円を超えました(2026年10月の実績)

まず最新の全体像です。数字はすべて僕の実際の保有データです。
| 購入額(投資元本) | 2,778,309円 |
|---|---|
| 評価額 | 3,003,628円 |
| 評価損益 | +225,320円(+8.1%) |
| 保有銘柄数 | 44銘柄・22業種 |
| 年間配当見込み(税引前) | 126,640円 |
| 取得利回り(平均) | 約4.6% |
※筆者の実際の保有データ。金額は端数を丸めています。
年間配当見込み126,640円を12で割ると月10,553円。ただしこれは税引前の数字です。配当には約20.315%の税金がかかるので、課税口座での手取りは月8,409円になります。
手取りで月1万円に届くには、年間配当があと25,000円ほど必要です。税金を引いても月1万円、がいまの目標になりました。
評価額も3,003,628円となり、300万円を初めて超えました。ただ正直なところ、こちらの数字は株価次第で来月には割り込む可能性もあるので、あまり追いかけていません。

「月1万円」って聞くと小さく感じるかもだけど、何もしなくても毎月入ってくるお金だからね。コンビニのバイト2時間分が、寝てても毎月もらえる感覚かな。
今月の変化:10万円を2つの業種に振り分けた
前回から配当が9,260円増えた
8月号のときと比べた変化です。
| 項目 | 8月号 | 今回(10月) | 増減 |
|---|---|---|---|
| 購入額(投資元本) | 2,578,029円 | 2,778,309円 | +200,280円 |
| 評価額 | 2,855,091円 | 3,003,628円 | +148,537円 |
| 評価損益 | +277,062円 | +225,320円 | −51,742円 |
| 年間配当見込み | 117,380円 | 126,640円 | +9,260円 |
| 保有銘柄数 | 42銘柄 | 44銘柄 | +2銘柄 |
※前回は8月号公開時点の数値との比較です。
年間配当は+9,260円。内訳は、8月と10月の買い増しで+7,336円、残りの+1,924円は保有している会社が配当を引き上げてくれた分(増配)です。
一方で評価損益は51,742円ほど減りました。株価が下がったためですが、配当のほうは一度も減らずに増え続けています。このシリーズで毎回お伝えしているとおり、僕が見ているのは右端の配当の列だけです。

含み益は毎月上下するから、正直あんまり見てない。配当の数字だけ追いかけてると気持ちがラクなんだよね。
買い増しの中身と、選んだ理由
今月は10万円を3銘柄に振り分けました。
| 業種 | 銘柄 | 株数 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 小売 | 大手ドラッグストア | +9株 | 33,210円 |
| 小売 | 地域スーパー | +16株 | 50,720円 |
| 電気機器 | 電子部品メーカー(新規) | 5株 | 16,400円 |
| 合計 | 100,330円 | ||
※個別の銘柄名は伏せています。金額は実際の約定額です。
選び方はシンプルで、目標の業種バランスから一番ズレている業種から順に埋めるだけです。今月は小売が目標8%に対して5.3%と最も足りていなかったので、ここを満額で埋めてちょうど8.0%に戻しました。
残った資金は、次にズレの大きかった電気機器へ。この業種はこれまで保有ゼロだったので、今回が初めての買い付けです。これで44銘柄・22業種になりました。
なぜ「利回りが高い順」に買わないのか
高配当株というと利回りの高い銘柄から買いたくなりますが、僕はそれをやめました。利回りだけで選ぶと同じような業種に偏り、その業界が不調になったとき配当がまとめて減るからです。
いま買っているのは「目標の配分から一番ズレている業種」。地味ですが、どの業界が不調になっても 影響が限定的になります。銘柄の選び方そのものは選び方9つの基準にまとめています。

毎月「どこが足りてないか」を見るだけだから、迷う時間がほぼゼロなんだ。機械的に決まるのがこのやり方のいいところ。
22業種に分散、1業種10%以下を維持しています
業種別の内訳(2026年10月19日時点)
44銘柄を業種ごとに集計しました。個別の銘柄名は伏せていますが、金額はすべて実データです。

円グラフにすると分散の具合がひと目で分かります。一番大きい「ETF・他」はJ-REIT(不動産に投資して家賃収入を分配する商品)のETFで12.6%。それ以外の業種はすべて10%以下に収まっています。
| 業種 | 銘柄数 | 評価額 | 年間配当 | 構成比 |
|---|---|---|---|---|
| ETF・他 | 1 | 379,785円 | 19,509円 | 12.6% |
| サービス業 | 6 | 265,008円 | 12,031円 | 8.8% |
| 情報・通信業 | 6 | 252,790円 | 10,477円 | 8.4% |
| 化学 | 3 | 252,017円 | 9,900円 | 8.4% |
| 小売業 | 3 | 238,923円 | 8,800円 | 8.0% |
| 卸売業 | 2 | 165,660円 | 7,750円 | 5.5% |
| 倉庫・運輸関連業 | 2 | 153,940円 | 7,020円 | 5.1% |
| 不動産業 | 2 | 136,610円 | 6,007円 | 4.5% |
| その他金融業 | 2 | 136,029円 | 6,648円 | 4.5% |
| 建設業 | 2 | 118,076円 | 4,823円 | 3.9% |
| 食料品 | 2 | 111,313円 | 3,775円 | 3.7% |
| その他製品 | 2 | 109,390円 | 5,457円 | 3.6% |
| 金属製品 | 2 | 95,580円 | 4,100円 | 3.2% |
| 保険業 | 1 | 92,880円 | 3,060円 | 3.1% |
| 電気・ガス業 | 1 | 91,471円 | 2,415円 | 3.0% |
| 機械 | 1 | 80,528円 | 3,640円 | 2.7% |
| 医薬品 | 1 | 80,178円 | 3,318円 | 2.7% |
| ガラス・土石製品 | 1 | 76,160円 | 2,240円 | 2.5% |
| 銀行業 | 1 | 74,184円 | 2,090円 | 2.5% |
| 精密機器 | 1 | 59,934円 | 2,520円 | 2.0% |
| 電気機器 | 1 | 17,000円 | 560円 | 0.6% |
| ゴム製品 | 1 | 16,172円 | 500円 | 0.5% |
| 合計(22業種) | 44 | 3,003,628円 | 126,640円 | 100% |
※年間配当は1株配当×保有株数の見込み額(税引前)。個別の銘柄名は伏せていますが、金額は実際の保有データです。
1業種を10%以下に抑えておくと、どこかの業界が丸ごと不調になっても配当全体へのダメージは1割以内で済みます。22業種に散らしているので、1業種が無配になっても影響は数%です。
月次推移:この表を毎月育てています
投資累計・評価額・年間配当見込みの推移です。

| 時点 | 投資累計 | 評価額 | 評価損益 | 損益の前月比 | トータル利回り | 年間配当見込み |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026年6月 | 2,461,976円 | 2,570,737円 | +108,762円 | — | +4.4% | 106,605円 |
| 2026年7月 | 2,570,105円 | 2,711,713円 | +141,608円 | +32,846円 | +5.5% | 114,319円 |
| 2026年8月 | 2,578,029円 | 2,855,091円 | +277,062円 | +135,454円 | +10.7% | 117,380円 |
| 2026年9月 | 2,677,979円 | 2,950,342円 | +272,364円 | −4,698円 | +10.2% | 123,132円 |
| 2026年10月 | 2,778,309円 | 3,003,628円 | +225,320円 | −47,044円 | +8.1% | 126,640円 |
※各月の記録時点の数値。トータル利回り=評価損益÷投資累計(配当を含まない値上がり分のみ)。
オレンジの線(年間配当見込み)だけが、一度も下がらずに伸び続けているのが分かると思います。緑の評価額は9月から10月にかけて伸びが鈍っていますが、配当は関係なく積み上がっています。

この表、毎月1行ずつしか増えないんだ。でも1年続けたら12行になる。そのころには「月1万円」が手取りで言えるようになってたらいいな。
高配当株の運用でよくある疑問
Q1. 月1万円の配当をもらうには、いくら必要ですか?
僕の場合は投資元本2,778,309円で年間126,640円(税引前・月10,553円)でした。取得利回りが約4.6%なので、ざっくり260万〜280万円が目安になります。
手取りで月1万円を目指すなら、税金を引かれる分を考えて330万円前後が必要な計算です。一度に用意する必要はなく、僕も2年半かけて毎月少しずつ積み上げました。
Q2. 毎月いくら買い増ししていますか?
基本は月10万円です。ただ毎月きっちり入れているわけではなく、9月のように見送った月もあります。
金額より大事なのは「どの業種が足りていないか」を毎回確認してから買うことだと思っています。何も考えずに同じ銘柄を買い足すと、気づいたとき偏っているので。
Q3. 評価額が減った月は不安になりませんか?
正直あまりなりません。今月も評価損益は51,742円ほど減りましたが、配当は9,260円増えています。
売るつもりがないので、株価が下がっても困るのは「売るとき」だけです。むしろ安く買い増せる月だと考えるようにしています。
Q4. 真似する前に知っておいてほしいこと
配当は企業の業績次第で減配・無配になるリスクがあります。評価額も日々変動し、今月のように下がる月もあります。
この記事は僕個人の実績の共有であり、特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

聞かれて多いのは「いくらから始めればいい?」だけど、僕は150万円から。少額でも配当は配当だから、まず1株からでいいと思うよ。
おまけ
ここまで読んでくれた方へのおまけです。選び方9つの基準のうち財務チェックの5つ——①利回り3.5%以上・⑥EPS(1株当たり利益)が長期で成長・⑦10年減配なし・⑧自己資本比率(総資産のうち借金でない自己資金の割合)50%以上・⑨売上高と営業利益が右肩上がり——を実際の市場に当てはめて、条件を全部クリアした銘柄を紹介します。
今月は14社を調べて5社が通過しました。いつもは3社に絞っていますが、今回は5社とも条件を満たしたのでそのまま載せます。
| 業種 | 銘柄 | 予想利回り | 過去10年の減配 | 売上高・営業利益(10年) | 自己資本比率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 建設 | ライト工業(1926) | 3.79% | なし(10期連続増配) | 売上+49%/営業利益+99% | 71.5% |
| その他製品 | TAKARA & COMPANY(7921) | 4.23% | なし | 売上+112%/営業利益+181% | 76.2% |
| 卸売 | サンゲツ(8130) | 4.86% | なし(10期連続増配) | 売上+54%/営業利益+113% | 64.3% |
| 化学 | 日本精化(4362) | 3.69% | なし | 売上+31%/営業利益+124% | 78.5% |
| 機械 | タクマ(6013) | 3.65% | なし | 売上+47%/営業利益+68% | 59.1% |
出典:IR BANKの配当推移・決算データより筆者集計。利回りは会社予想配当÷株価の概算です。
落ちた9社の内訳がこちらです。
| 落ちた理由 | 銘柄 | 社数 |
|---|---|---|
| 利回りが3.5%に届かない | アイカ工業3.25%/エクシオグループ3.12%/ケーズホールディングス2.78%/日本管財HD 2.05%/沖縄セルラー電話2.02%/三菱鉛筆1.46%/住友ベークライト1.39% | 7社 |
| 利回りは高いが記念配当で膨らんでいた | アリアケジャパン(表示5.71%・普通配当だけなら3.42%) | 1社 |
| 減配歴あり+利回り未達 | ビー・エム・エル(3.27%・2024年3月期に減配) | 1社 |
※14社を調べて9社が脱落しました。
今月いちばんはっきりしたのは、関門が「減配なし」ではなく「利回り3.5%」の一点だったことです。落選9社のうち9社とも利回りで引っかかり、減配歴が決定打になったのは1社だけでした。
先月「株価が下がれば候補に戻る」と書いた4社のうち、復活したのはタクマ1社だけ。日本管財ホールディングスは2.05%、沖縄セルラー電話は2.02%まで利回りが沈んでいます。減配せず財務も良く増収増益という会社は、すでに買われていて利回りが出ない——これが2026年10月の実態でした。
利回りが高すぎる銘柄は、中身を必ず確認してください
今回いちばん勉強になったのがアリアケジャパンです。各サイトで利回り5.71%と表示され、一見すると最有力候補でした。
ところが中身を見ると、期末配当240円のうち120円は創業60周年の記念配当。普通配当だけで計算すると3.42%で基準に届きません。記念配当は翌年には消えるので、これを利回りに含めて買うと期待外れになります。
見分け方は配当性向(利益のうち配当に回した割合)です。この会社は98.5%と異常に高く、ここが手がかりになりました。利回り上位の銘柄を見つけたら、配当性向が前年から跳ねていないか確認するのがおすすめです。

「利回り5.7%!」で飛びつかなくてよかった。数字の内訳を見る癖をつけておくと、こういうのに引っかからなくて済むよ。
このコーナーの読み方
ここで挙げた銘柄は「僕のブログの基準に当てはまった」という事実の紹介であり、購入の推奨ではありません。今回のサンゲツのように、僕が保有している銘柄が含まれる場合もあります。
利回りは株価で日々変わりますし、財務データも執筆時点のものです。投資判断は必ずご自身でお願いします。
まとめ|配当が月1万円になるまで2年半かかった
- 2026年10月時点:投資元本2,778,309円・評価額3,003,628円・年間配当見込み126,640円(税引前)
- 配当だけで月10,553円に到達。税引後だと月8,409円で、手取り月1万円まではあと一歩
- 今月は10万円を小売と電気機器へ。目標からのズレが大きい業種から順に埋めるだけ
- 44銘柄・22業種に分散し、1業種10%以下のルールを維持している
- 評価額は51,742円減ったが、配当は9,260円増えた。見ているのは配当の数字だけ

株価は毎月上下するけど、配当は積み上がっていくばかり。来月も淡々と続けるので、また見に来てね!
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