
値上げのニュースばかり見てきたけど、久しぶりに「下がる」話。ただ、10円で家計が変わるかは別だよね
コンビニ大手が、おにぎりを相次いで値下げします。ローソンは2026年9月29日から手巻おにぎり全品(20品)を一律10円(一部11円)、セブン-イレブンは9月8日から2品を19円、ファミリーマートは「大きなおむすび」1品を22円。理由はどこも同じで、コメの市場価格が下がったことです。
値上げが止まったのではなく、コメが余っている
農林水産省が毎週公表しているスーパーのコメ価格は、8月16日までの1週間で5kgあたり3,191円。前の週より29円安くなりました。理由は、民間業者が持つ在庫が統計開始以来の多さになっていることと、新米が出回る前に売り切ろうとする動きです。
農水省は、2026年産の概算金(JAなどが集荷のときに農家へ払う前払い金)が各地で引き下げられていることから、新米も安くなる可能性が高いとみています。つまり今回の値下げは企業努力というより、原料が下がった分がそのまま返ってきた形です。
| チェーン | 開始日 | 対象と値下げ幅 | 例 |
|---|---|---|---|
| ローソン | 9月29日 | 手巻おにぎり全品20品・一律10円(一部11円) | シーチキンマヨネーズ 181円→171円 |
| セブン-イレブン | 9月8日 | 手巻おにぎり2品・19円 | 炭火焼銀しゃけ 232円→213円 |
| ファミリーマート | 8月25日 | 「大きなおむすび」1品・22円 | 昆布とツナマヨネーズ |
出典:ローソン「市場価格を鑑み、手巻おにぎり全品を10円値下げ」(2026年8月24日)/時事ドットコム「ローソンとセブン、コンビニおにぎり値下げ」。ファミリーマートは公式リリースがなく報道ベースです。
10円は、うちの家計にいくら効くのか
結論を先に書くと、効くかどうかは値下げ幅ではなく「買う回数」で決まります。週3回おにぎりを1個買う人なら10円×3回×52週で年1,560円。夫婦2人なら年3,120円です。逆に月に数回なら年数百円で、家計簿に出てくる金額ではありません。
比べる相手を変えると、もっとはっきりします。コメは炊くと重さがおよそ2.2倍。おにぎり1個分のご飯を100gとすると、5kgでだいたい110個分です。3,191円÷110個で、ご飯代だけなら1個あたり約29円(のり・具・手間は別)。値下げ後のシーチキンマヨネーズが171円なので、差は約140円あります。
このニュースの使い方は2つだけ
① 毎日コンビニで買っている人は、9月8日と9月29日を待つだけで確実に効きます。何もしなくていいのが強みです。
② 回数を減らせる人は、そちらのほうが桁が1つ違います。「安くなったから買う」は節約になりません。
コメそのものの値下がりは秋も続きそうなので、5kgをどこで買うかを決めておくほうが金額は大きいというのが正直なところです。値下げのニュースは、家で炊く回数を見直すきっかけくらいがちょうどいいと思っています。

値下げは素直にうれしい。でも、うちの家計に効いたのは10円のほうじゃなくて、買う回数のほうだったよ
※スーパーのコメ価格は農林水産省「米の価格を知りたい」(全国約1,000店舗のPOSデータ、2026年8月21日公表分)によります。
あわせて読みたい関連記事



コメント