
友達に誘われて行った集まりが、実はビジネスの勧誘だった……なんて経験ありませんか?僕は気づいたら、その輪の中に入会までしていました。
この記事でわかること
- mixiの「友達募集」で知り合った人をきっかけに、ネットワークビジネスの輪に入っていった経緯
- 「紹介できる人数」を冷静に計算したら見えてきた、このビジネスの構造的な壁
- 気まずくならず・揉めずに縁を切るために実際にやったこと
- 友達や知人に誘われたとき、その場で判断するための考え方
お金の失敗シリーズ、3回目です。今回は「入会してしまった話」です。①②は借金や不動産投資の話でしたが、今回は少し毛色が違って、ネットワークビジネス(MLM)に誘われて、気づいたら会員になっていた話です。幸い大きな借金にはなりませんでしたが、10万円の授業料と、一人の友達を失いました。
結論から言うと、僕は実際に入会まではしてしまいましたが、勧誘活動は一切せず、「自分に紹介できる人が何人いるか」を冷静に計算した結果、静かに手を引きました。今回はその経緯を正直に振り返ります。
きっかけはmixiの「友達募集」だった
当時使っていたSNS「mixi」に「友達募集」の機能があって、そこで知り合った人がいました。最初はただの友達付き合いで、ご飯に行ったりする普通の関係です。怪しい雰囲気は最初は一切ありませんでした。何度か会って仲良くなった、ある日のことです。
「夢はないの?」の先にあったカタログ
二人で会っているときに、急に「夢はないの?」と聞かれました。そこから相手が自分の夢を語り出して、気づいたらアムウェイのカタログとパンフレットが出てきていました。
正直に言うと、当時お金が欲しかったので「話を聞いてみるか」と思ってしまったんです。ここが最初の分かれ道でした。今振り返れば、「夢」「自由」「今の生活を変えたくない?」という言葉が出てきた時点で一度警戒するべきでした。

画像出典:いらすとや
鉄板焼き屋、そしてリーダーの家でのホームパーティ
最初に連れて行かれたのは鉄板焼き屋での飲み会でした。10人くらいのグループで、普通の飲み会のような空気です。その流れで「今度、リーダーの家でパーティがあるから」と誘われて、行ってみることにしました。
そのパーティでは、試供品やグッズを使って作った料理が並んでいて、そこでどれだけ商品がすごいか、という話を延々と聞かされました。「体にいい」「他とは違う」という熱量のこもった説明です。
ネットワークビジネス(MLM)とは
商品を購入・利用しながら、他の人を会員として紹介することで報酬を得る仕組みのビジネスモデルです。会員が新しい会員を紹介し、その下にさらに会員がつながっていく「ピラミッド型」の組織構造が特徴で、上位会員ほど紹介人数が積み上がりやすい仕組みになっています。合法的なビジネスモデルですが、実際に収益を得られるかどうかは「どれだけの人数を紹介できるか」に大きく左右されます。
入会はした。でも「活動」はしなかった
ここが今回の一番正直に話したいところです。僕は実際に入会しました。ただし、会員として人を紹介する活動は一切していません。カタログで気になった商品をいくつか試しに買った程度です。
その中の一つが空気清浄機で、当時10万円くらいしました。正直かなり痛い出費でしたが、これが今でも現役で稼働しています。高性能なのは間違いないので、そこは認めざるを得ません。
紹介できる人数を計算してみた
説明会にも何度か積極的に参加してみました。面白そうだと思ったのは事実です。ただ、話を聞いているうちに「じゃあ実際に稼げるようになるには、何人くらい紹介すればいいんだろう」と気になって、自分なりに計算してみたんです。
説明された報酬プランをもとに、稼げるラインに乗せるにはどれくらいの人数を自分の下につける必要があるかを試算しました。結果、自分に紹介できるほど知り合いが多くないという、身も蓋もない現実にぶつかりました。
コミュ障には向いていないビジネスだった
そもそも自分はそこまで友達が多いタイプではありません。人を積極的に誘ったり、口説いたりするのも得意ではない、いわゆるコミュ障です。紹介する人数がビジネスの生命線なのに、その母数を自分が持っていない。ここで「これは自分には無理な仕組みだ」と冷静に理解できました。
誘われたときに確認したいこと
- 「夢」「自由」「今の生活を変えたくない?」という言葉が出てきたら、いったん立ち止まる
- 報酬プランを説明されたら、「実際に稼ぐには何人紹介すればいいか」を自分で計算してみる
- その場でお金を払わない・契約しない。一度持ち帰って一人で考える時間を作る
- 友達だからこそ、断る前提で話だけ聞くのはリスクがあると心得ておく
縁を切る方法は「無言退会」一択だった
「向いていない」と分かってからも、すぐには離れられませんでした。理由は単純で、連絡先を握られていたからです。「やめます」と伝えれば、間違いなく引き止められる。それが目に見えていました。
幸い連絡手段がLINEだけだったので、面倒でしたが確実な方法を選びました。何も言わずにアカウントを削除して、そのグループとの連絡自体を絶ちました。気まずい説明も、引き止めの応酬もない、一番確実な縁の切り方だったと思っています。
アムウェイ自体の退会手続きは特に問題なくできました。その後、あのグループの人たちを見かけることは一度もありません。
今でも現役の空気清浄機、10万円の授業料
今回の一件、お金の失敗としては「10万円の空気清浄機」がそのまま実費です。ただ、それ以上に大きかったのは、「紹介できる人数を計算する」という視点を身につけられたことだと思っています。この考え方は、その後も怪しい儲け話に出会うたびに役立っています。
お金は失いましたが、人生を詰ませるほどの被害にはならずに済みました。それだけでも、当時の自分の判断は悪くなかったと思っています。
まとめ
- mixiの「友達募集」で知り合った相手から、「夢」の話をきっかけにネットワークビジネスに誘われた
- 入会はしたが、勧誘活動はせず、商品をいくつか試しただけ(空気清浄機は10万円・今も現役)
- 「紹介できる人数」を冷静に計算したら、自分には向いていないと分かった
- 連絡先を握られていたため、引き止めを避けて無言でアカウントを削除し、縁を切った

「儲け話」より先に「紹介できる人数」を計算する。これだけで、だいぶ冷静になれます。空気清浄機は良い働きをしてくれているので、それだけが救いです。
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