
相続の手続きって、具体的に何をすればいいか知っていますか?僕は知識ゼロだったので、まず「何が必要か」から調べてみました。
この記事でわかること
- 相続で実際にやること・期限の一覧(表でサクッと確認)
- 自分に専門家サポートが必要かどうかを判断する4つのチェックポイント
- 2つ以上当てはまった場合に検討したい「相続アシスト」というサービスと料金の妥当性
- お金を取るか、気持ちの負担を減らすか、性格タイプ別の考え方
うちの実家も両親が70代になり、「もしもの時、何をどうすればいいんだろう」と考えるようになりました。ただ、相続の手続きについて、僕は恥ずかしながら知識ゼロ。まず「そもそも何をやる必要があるのか」から調べました。
相続で実際にやること・期限の一覧

画像出典:いらすとや
調べて一番驚いたのは、「期限が決まっている手続き」が複数あり、しかもバラバラの窓口に提出するということでした。全体像を表にまとめます。
| 手続き | 期限の目安 | 窓口 |
|---|---|---|
| 死亡届の提出 | 7日以内 | 市区町村役場 |
| 相続放棄・限定承認 | 3ヶ月以内 | 家庭裁判所 |
| 準確定申告(故人の所得税) | 4ヶ月以内 | 税務署 |
| 相続税の申告・納付 | 10ヶ月以内 | 税務署 |
| 遺留分侵害額請求 | 1年以内 | 相手方・弁護士 |
| 不動産の相続登記 | 3年以内(義務・怠ると過料) | 法務局 |
| 戸籍収集・遺産分割協議 | 期限なし(早めが安心) | 各市区町村・相続人間 |
| 預貯金・保険金の解約手続き | 期限なし(金融機関ごとに手順が違う) | 各金融機関・保険会社 |
出典:三菱UFJ銀行「相続手続きの期限はいつまで?」ほか複数の金融機関・専門家サイトの公開情報をもとに作成
特に注意したいのは相続放棄(3ヶ月)・準確定申告(4ヶ月)・相続税申告(10ヶ月)の3つ。「気づいたら過ぎていた」となりやすく、しかも申告先の窓口(家庭裁判所・税務署)がそれぞれ違います。2024年からは不動産の相続登記も義務化され、放置すると過料の対象になる点も見落としがちです。
この一覧を見て「窓口がバラバラで自分たちだけで進めるのは大変そう」と感じた人も多いと思います。ただ、相続財産の内容によって実際の負担は大きく変わるので、次のチェックリストで自分の状況を確認してみてください。
自分に専門家サポートが必要か、4つのチェックポイント
チェックリスト(2つ以上当てはまったら要注意)
- □ 相続財産に不動産が含まれている(名義変更の手続きが増える)
- □ 相続人が3人以上いる、または疎遠な親族がいる(戸籍収集・話し合いが煩雑になりやすい)
- □ 平日に役所・法務局・金融機関を回る時間が取れない(仕事や育児で身動きが取りにくい)
- □ 何から手をつければいいか、そもそも見当がついていない
僕の場合で当てはめてみると
僕自身の実家は賃貸で目立った資産もなく、正直そこまで心配していません。ただ、妻の実家は事情が違います。妻の父は会社を経営していて資産はそこそこあり、名義の不動産には山と家があります(山は活用が難しく、評価や扱いに手間がかかりそうです)。相続人は妻を含む3姉妹。平日に動けるのは妻で、自分は仕事があって難しい状況。相続の知識はほぼゼロです。チェックリストに当てはめると、不動産あり・相続人3人・何から始めればいいか分からない、の3つが該当します。今すぐ相続が発生する予定はありませんが、事前に知っておいて損はなさそうです。
逆に、相続財産がシンプル(現金が中心・不動産なし)で、相続人も少なく、平日に多少の時間が取れるなら、自分たちで進めるという選択肢も十分にあります。
2つ以上当てはまった人へ:「相続アシスト」というサービス
チェックが2つ以上ついた場合、僕が調べた中で候補に挙がったのが「相続アシスト」です。前の表にあった手続きを、専門家チームがまとめて代行してくれるサービスです。
| 運営 | 税理士法人SWATS・SWATS法律事務所(共同運営) |
| コンセプト | 「相続を、限りなくゼロタッチに。」=手続き一覧の内容を専門家チームがまとめて代行 |
| 対応範囲 | 相続税申告・戸籍収集・不動産や預貯金の名義変更手続きなど |
| 料金 | 基本料金68万円(税込)から(遺産総額や案件の複雑さによって変動) |
| 対応エリア | 全国(オンライン・郵送でのやり取りに対応) |
「ゼロタッチ」は、依頼者が窓口を1つ1つ回らなくていいという意味です。税理士・司法書士・弁護士が連携し、書類収集から申告・提出までを一括で進めてくれます。自分で3つの専門家をそれぞれ探して依頼する場合と比べて、「探す手間」と「まとめる手間」がまるごと減るのが価値だと僕は理解しています。
料金68万円〜の内訳をどう考えるか
基本料金は68万円(税込)からと案内されています。注意したいのは「から」という表記で、実際の金額は個別の見積もりで確定します。「68万円は高いのか、妥当なのか」を一般的な相場と照らして検証してみます。
相続税申告を税理士に依頼する場合の報酬相場は、複数の税理士事務所の公開情報を確認したところ、おおむね遺産総額の0.5%〜1%という水準でほぼ一致していました。これを逆算すると、68万円が「相場並み」になる遺産総額の目安が見えてきます。
| 遺産総額 | 一般的な報酬相場 |
|---|---|
| 3,000万円 | 約15万〜30万円 |
| 5,000万円 | 約25万〜50万円 |
| 7,000万円 | 約35万〜70万円 |
| 1億円 | 約50万〜100万円 |
| 1億3,000万円 | 約65万〜130万円(68万円がこのあたりに相当) |
※相場0.5〜1%の計算例は解説用です。実際の報酬は事務所ごとの料金体系・業務範囲によって異なります。出典:相続税のチェスター「相続税申告の税理士報酬の相場」ほか複数の税理士事務所公開情報
この表で見ると、68万円は遺産総額7,000万円〜1億3,000万円クラスの相場とほぼ同水準です。実家の不動産評価額も含めた遺産総額がこのあたりの規模なら、相続アシストの料金は決して割高ではありません。
一方で、遺産総額が3,000万〜5,000万円程度(比較的よくあるケース)だと、地元の税理士に個別で依頼した方が15万〜50万円程度で収まる可能性があります。この場合、68万円は相場より高めに見えるのが正直なところです。ただし、地元の格安税理士の多くは「申告書の作成」までが業務範囲で、戸籍謄本や残高証明書の収集、金融機関・法務局への訪問は依頼者自身が行うのが一般的。相続アシストの68万円には、こうした書類収集の代行や士業連携までが含まれている点は踏まえる必要があります。
申し込み前に確認しておきたいこと
- 68万円はあくまで基本料金の下限。自分のケースでの見積もりは問い合わせ・相談の段階で確認する
- 遺産総額が3,000万〜5,000万円程度と小さめの場合、地元の税理士に個別依頼した方が安く済む可能性がある(その分、書類収集は自分で行う前提)
- 「書類収集代行」「司法書士・弁護士連携」がどこまで料金に含まれているか、見積もり時に内訳を確認する
- 依頼するかどうかは、無料の問い合わせ・相談の内容を聞いてから判断すれば十分
お金を優先するか、気持ちの負担を減らすか
ここまでは「不動産があるか」「遺産総額がいくらか」という条件面の話でした。でも実際は、同じ条件でも「自分でやるのが平気な人」と「考えるだけで気が重くなる人」がいて、そこは性格次第だと思います。
| 自分で進める方が向いていそうな人 | 任せた方が気持ちが楽になりそうな人 |
|---|---|
| とにかく費用を抑えたい | 正直めんどくさがり。気力が切れる自覚がある |
| 役所・法務局への電話や下調べが苦痛じゃない | 調べても専門用語が多く、結局よく分からない |
| 相続人同士の関係が良好で話し合いも苦にならない | 疎遠な親族とのやり取りを想像すると気が遠くなる |
| 多少時間がかかっても気にならない | お金より「これ以上心をすり減らしたくない」が勝つ |
68万円という金額は、見方を変えれば「面倒な手続きと、慣れない親族とのやり取りを、まとめて肩代わりしてもらう」ための対価でもあります。安さを取るか、心の負担が減ることを取るか——どちらが正解というものではなく、自分がどちらのタイプかで選んでいいと思います。
まとめ
- 相続には期限つきの手続きが複数あり(相続放棄3ヶ月・準確定申告4ヶ月・相続税申告10ヶ月・相続登記3年)、窓口もバラバラ
- 専門家サポートが必要かは「不動産の有無」「相続人の数」「時間が取れるか」「何から始めるか分からないか」の4項目でチェック。2つ以上該当なら検討価値あり
- 「相続アシスト」は税理士法人SWATS・SWATS法律事務所が共同運営する、専門家連携型の一括代行サービス
- 基本料金68万円〜は、遺産総額7,000万〜1億3,000万円クラスの相場並み。それより小さい遺産だと地元の税理士の方が安く済む可能性もある
- 費用重視・自分で調べるのが苦にならない人は自分で進める選択肢もあり。めんどくさがり・親族とのやり取りに気が重くなる人は、お金で心の負担を減らすという考え方もできる
※税理士法人SWATSの公式サイトへ移動します(広告)

相続は誰もが通る道なのに、事前に調べておく人は少ない気がします。「何をやるか」が分かるだけでも、心構えはだいぶ変わるはずです。
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