
エアコンって、つけっぱなしとこまめに消すの、結局どっちが安いの…?
この記事でわかること
- 「つけっぱなし vs こまめに消す」論争の答え
- 冷房効率を上げるサーキュレーターの使い方
- フィルター掃除・内部クリーニングの正しい頻度
- 今日からできる節電の小ワザ
7月からまた電気代が値上がりしました。前回の記事では「節電よりも電力会社の見直しが効く」という話を書きましたが、今回はその次にできること。エアコンそのものの電気代を下げる習慣の話です。
夏のわが家の電気代は、エアコンが主役です。だからこそ、使い方のクセをちょっと直すだけで効果が出ます。僕が実際にやっている4つの習慣をまとめました。
結論:分かれ目は「外出30分」。そして効率を上げる習慣が効く

先に「つけっぱなし vs こまめに消す」の答えです。30分〜1時間程度の外出ならつけっぱなし、それ以上空けるなら消す。これが僕の運用ルールです。
理由はシンプルで、エアコンは部屋の温度を設定温度まで下げる起動直後に、いちばん電力を使うからです。いったん部屋が冷えて安定運転に入れば、消費電力はぐっと小さくなります。つまり短い外出のたびにオンオフを繰り返すと、「一番電気を食う瞬間」を1日に何度も発生させることになるんです。
コンビニやスーパーへの買い物程度ならつけっぱなし。半日出かけるなら消す。また、外気温が高い日中の猛暑タイムは再冷却のコストが大きいので「つけっぱなし寄り」、朝晩の涼しい時間帯は「消す寄り」で判断しています。オンオフの回数を減らすことが、いちばんの節電です。
節電より体調が最優先
在宅中に「節電のため」とエアコンを我慢するのはおすすめしません。省エネは我慢ではなく「効率アップ」で稼ぐのがこの記事の方針です。暑い日は迷わず使ってください。
習慣①:サーキュレーターで冷気を回す
冷たい空気は重いので、床のあたりに溜まります。足元ばかり冷えて頭のまわりは暑い。すると人間は設定温度をどんどん下げたくなる——これが夏の電気代が膨らむパターンです。
そこでサーキュレーターの出番です。エアコンの対角あたりに置いて、天井に向けて回す。床に溜まった冷気が部屋全体にかき混ぜられて、同じ設定温度でも体感がまるで変わります。
では設定温度1℃でどれくらい変わるのか。資源エネルギー庁の試算では、冷房の設定温度を27℃から1℃上げた場合の節約額は年間で約940円(2.2kWのエアコン・使用9時間/日)。……正直、数字のインパクトは小さいですよね。
出典:資源エネルギー庁 省エネポータルサイト「無理のない省エネ節約(空調)」
イメージしやすいように1日あたりに直してみます。6畳用エアコン(消費電力500W前後)を1日9時間使うと、電気代は1日あたり約140円。冷房シーズンを4か月(約120日)とすると、1℃上げの節約は1日あたり8円前後=その日の冷房代の5〜6%という計算になります(※31円/kWh換算の解説用の概算です。機種や使い方で変わります)。
「たった8円か」と思うかもしれません。でも、サーキュレーターの本当の価値は金額より「28℃でも快適に過ごせる」ことだと僕は思っています。設定温度の我慢比べをせずに済むので、「暑くて26℃に下げる→冷やしすぎて電気代が膨らむ」という悪循環を断ち切れる。節約額の数字より、「我慢しない28℃」を買うイメージです。
扇風機でも代用できますが、風を広げる扇風機に対して、サーキュレーターはまっすぐ遠くまで届く直進風が特徴。空気を循環させる用途なら専用機に分があります。
筆者のおすすめ:QUADS DUOAIR DC
選ぶならここに注目してほしい3つのポイント
- 前後2枚羽根のパワフル送風——38畳対応の直進風で、リビング全体の空気を一気に回せる
- 上下左右の自動首振り+風量12段階——天井向けの固定運転も部屋全体のかき混ぜも1台でこなせる
- 簡単分解で丸洗いOK+DCモーター——羽根のホコリを丸ごと洗えて清潔。静音で省エネ運転できる
参考価格:¥9,980
(2026年7月時点、Amazon調べ。実際の価格は変動するため、必ず各ショップの商品ページでご確認ください)
習慣②:フィルター掃除は「シーズン前の儀式」にする
フィルターがホコリで目詰まりすると風量が落ちて、同じ涼しさを出すためにより多くの電力が必要になります。資源エネルギー庁の試算では、フィルターを月1〜2回掃除するだけで年間約990円の節約になるとされています。
出典:資源エネルギー庁 省エネポータルサイト「無理のない省エネ節約(空調)」
僕のルールは「冷房を使い始める前に必ず1回洗う」。シーズン中は月1回、掃除機でホコリを吸うだけでもOKです。フィルター掃除は、タダでできる節電です。
習慣③:内部クリーニングは数年おきに
フィルターの奥にある熱交換器や送風ファンは、自分では掃除しきれません。ここにホコリやカビが溜まると、冷房効率が落ちるうえに、あの酸っぱいような臭いの原因にもなります。
「効きが悪くなった」「風がなんだか臭う」はサインです。僕は数年おきに専門業者の内部クリーニングを頼むことにしています。費用はかかりますが、効きが戻れば電気代で回収できますし、なにより空気が気持ちいい。「効きが悪いから買い替え」の前に、内部クリーニングという選択肢を。
習慣④:運転は「自動」に任せる+小ワザ3つ
風量を「弱」に固定するより、「自動」に任せた方が結果的に安くなります。設定温度までは強風で一気に下げて、その後は微風でキープするのが一番効率的で、これはエアコン自身が一番上手にやってくれます。
- 風向きは水平に——冷気は勝手に降りてくるので、下向きにする必要はなし
- 室外機に直射日光を当てない——すだれなどで日陰を作る(ただし吹き出し口は絶対に塞がない)
- 窓からの日差しをカット——カーテンやすだれで、部屋が暖まるのを防ぐ
どれも数分でできることばかりです。人間が細かく操作するより、環境を整えて自動運転に任せるのが一番賢い。
まとめ
- つけっぱなしvsこまめに消すは「外出30分」が分かれ目。オンオフの回数を減らす
- 設定温度1℃の節約は1日8円前後と小粒。サーキュレーターの価値は「我慢せず28℃で快適に過ごせる」こと
- フィルターはシーズン前+月1回。内部クリーニングは数年おき
- 風量は「自動」・風向きは水平・室外機に直射日光を当てない

電気代の値上げは止められないけど、エアコンの効率は自分で上げられます!わが家はサーキュレーターを回し始めてから「26℃じゃないと無理」だったのが28℃でも平気になりました(笑)
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